レジオネラ症の危険

お風呂の循環式浴槽に潜むレジオネラ属菌には、厚生労働省も勧告しています。

循環式である追いだき配管には汚れ、雑菌(レジオネラ属菌、大腸菌など)が繁殖しています。

 

レジオネラ属菌が原因で起こる感染症(レジオネラ症)には、ポンティアック熱レジオネラ肺炎があります。

ポンティアック熱は発熱や頭痛、筋肉痛など一般的に軽症です。

レジオネラ肺炎は高熱や呼吸困難、吐き気、下痢、意識障害など急激に重症になり死亡例も起きています。

 

レジオネラ症はエアロゾル(レジオネラ属菌に汚染された目に見えない水滴)を吸い込むことで感染します。打たせ湯、ジャグジー、シャワーなどではエアロゾルが発生するので、衛生管理されていない循環式浴槽水が感染源になります。

乳幼児や高齢者、抵抗力の低下している人や、健康でも疲労などで体力が落ちている人などは感染しやすいですし、糖尿病などの持病のある人が感染すると症状が急速に悪化しやすいので十分注意が必要です。

大きくニュースに取り上げられることはありませんが、レジオネラ症は非常に怖い感染症です。

 

施設などでは定期的に検査、洗浄がおこなわれている一方、一般家庭では検査対象外ですので自身で衛生管理しないといけません。

追い焚き配管は見えない箇所ではありますが、レジオネラ症を予防する為にもきれいに洗浄して、安心安全な入浴で日々の疲れを癒していただきたいです。