赤ちゃんが入浴するお風呂は清潔に
赤ちゃんが産まれてから3ヵ月~6ヵ月はベビーバスを使用して入浴させていると思いますが、ベビーバスには毎日お湯を入れる前にベビーバスをきれいに洗ってからお湯をためて赤ちゃんを入浴させていると思います。
しかし親と一緒にお風呂に入浴するようになってからは浴槽にはったお湯は給湯器から追いだき配管と同じ配管を通っています。
追いだき配管やお湯が出てくる循環口が汚れていると新しいお湯に見えても雑菌がいます。
最近では賃貸住宅でも追いだき機能付きの浴槽が多くなってきています。賃貸の入居前清掃では追いだき配管の洗浄まではしていません。ですので前入居者の湯垢、雑菌汚れなどがそのまま引き継がれて入浴していることにもなります。中古住宅でも同じです。
お風呂の雑菌には死亡事例もあるレジオネラ肺炎を起こすレジオネラ菌が潜んでいます。
レジオネラ菌が原因で起こる感染症にはレジオネラ肺炎とポンティアック熱があり、レジオネラ肺炎は頭痛や38℃以上の高熱、呼吸困難などの症状が見られます。ポンティアック熱は発熱や頭痛、筋肉痛など一般的に軽症な感染症な為、集団感染でないと報告が上がりにくい感染症です。
もし浴槽にはったお湯をベビーバスへ汲んでいると、雑菌のお湯に赤ちゃんを入浴させてしまっていることにもなります。
お湯はりではった新しいお湯も、給湯器から浴槽まで通ってくる配管は追いだきの配管と同じです。追いだきにより配管や循環口が汚れていると新しいお湯でも雑菌がいます。
赤ちゃんと入浴する前、出産前には風呂釜洗浄をお勧めいたします。