お風呂にお湯をはると黒い汚れが浮いている

愛媛県松山市の戸建て住宅のお客様で、浴槽にお湯をはると黒い汚れが出てきだした。と風呂釜洗浄のご依頼をいただきました。

風呂釜 O-0 風呂釜 O-0.1

確認すると、ぽつぽつと浮いています。すくって見てみると藻のような汚れです。

5年ほど前にガスからオール電化のエコキュートに交換したそうです。ただ循環アダプターや浴槽などはリフォームしていないそうなので、配管は交換されていないように思います。

お湯はり時の汚れなので、エコキュートのタンク内に汚れがたまっている可能性があるのですが、タンク内の水抜きはされたそうです。

風呂釜 O-1

ATP測定器で雑菌確認。351RLUです。25RLU未満が安全値なので、高めの雑菌数値です。

風呂釜 O-2 風呂釜 O-3

循環アダプターは比較的きれいでした。外して掃除されていたそうです。ただ横から見ると汚れが溜まっています。

風呂釜 O-4 風呂釜 O-5

ブラシ等で細かな奥まできれいに掃除します。

風呂釜 O-6

洗剤を投入しマイクロバブルで洗浄していきます。すると・・・

風呂釜 O-7 風呂釜 O-8

汚れがどんどん出てきました。お湯が真っ黒になっていきました。循環アダプターも見えないくらい真っ黒です。まだ汚れは出てくるので、お湯をはりかえて2回目の洗浄をしていきます。

風呂釜 O-9 風呂釜 O-10

2回目の洗浄です。循環アダプターから汚れが出てきています。2回目の洗浄でもお湯が真っ黒になってきました。もう1回洗浄します。

風呂釜 O-11

3回目の洗浄です。洗浄していくと循環アダプターからの汚れの出がなくなりました。

3回目の洗浄後のお湯はりでお湯を確認すると、海苔のような汚れは見当たりませんでした。

風呂釜 O-12

最後にはATP測定器で雑菌確認します。10RLUになりました。安全値の25RLU未満です。

 

【汚れにより洗浄時間はかなり変わります】

リフォームしても配管は交換されずに使用されていることはあります。

長年の雑菌や汚れの蓄積されている状態では1回の洗浄工程では汚れを全て出し切ることができないことがあります。

汚れを確認しながら2回目、3回目など洗浄いたしますが、1回の洗浄工程にかなり時間をいただくことになります。今回3回洗浄して3時間かかりました。

洗浄してみないとどれだけ汚れが出てくるかは分かりません。汚れを確認しながらお時間をいただく場合もございます。